みーたろうといっしょ

秋生まれのもちもち女の子、みーたろうのかあちゃんです

子供が増えないのは出産一時金が少ないからでは絶対にない

 

 

1歳児の母はふと思った。自民議連が出産一時金を42万から45万に増額を提言というニュースを聞いて、「そこじゃね〜〜〜〜」と。問題の本質が何かを全くわかっていないなと。そもそも、42万だから産まないと思ってた人が、45万になったところで産みたいと思えるのかという話。産みたい、子供を持ちたいと思える人がそれで増えるのか?という話。産むまでもお金かかるけど、産んでからの方がもっとかかる。子供が増えれば増えるほどかかる。経済的な不安を抱えている人に安心して産んでほしいという意図ならばこれは違うと思ってしまう。もっとも、42万だろうが元々産むつもりの人にとっては、3万でも増額があるのはありがたい話には違いないが…

 


話が少し逸れるけど、私が妊娠出産をするにあたって、ネックになっていたというか、気になってことはやっぱり仕事について。私は異業種に転職して1年で出産した。元々、異所性妊娠いわゆる子宮外妊娠をして左の卵管を摘出したりした関係があったりなかったりでまあとても妊娠しやすいとは言いにくくて、みーたろうを授かるまでに流産も経験しているので、子供は授かりもの、という意識が割とある。色々考えるところはあったのだが、たくさん話し合った末、いつ出来るか分からない、でももしかしたら出来ないかもしれない、(しかもこの時私は子宮頸癌の前癌病変もあったし余計妊娠できるか分からないという思いがあった)というので転職して1年未満だからと言って妊娠を避ける必要はない、というのが私たち夫婦の結論だった。これについては賛否あるとは思う、入社したての人がすぐ妊娠されたらそれはまあ困るというのも十分に理解できる。ただ、転職してすぐだから妊娠しないように気をつけよう、としていて、後々いざ子供が欲しいな、となった時に出来なかったということになれば後悔してもしきれないという気持ちもあった。それでも何故仕事をするのかと言えば、時短で微々たる収入でも経済的には私も働いているほうがいいし、キャリア形成的な意味もあるし、雇用保険とか厚生年金とかで将来的に見てもメリットが大きかったからというのがある。当初私は転職したばかりでもし授かった場合の心配(周りからの目、会社側から受ける待遇等)が大きかったが、後から後悔したくないし、というのは割とこれは夫の方がこの意見だった。

 


実際のところ、運良く(?)みーたろうを授かったのが入社して3ヶ月の時。この時結婚して3年目。会社は産休育休を取得することを了承してくれたし、さっぱり淡々とした男性上司であっさり報告も完了(つわりが辛かったこともあり、妊娠したてだが直属の上司には早々に報告した。この頃入社して5ヶ月が経っていた)。つわりで屍になっていた頃にコロナが流行り始めたため妊婦の私を先駆けてリモートワークにしてくれたり、とても良くしてもらった。だけど、やっぱり何にせよ、転職したて、社歴や経験が浅いというのはとてもとてもとてもとても肩身が狭い。

 


最初の話にようやく戻るけど、結婚したばかり(したばかりでなくても既婚で授かり待ち)で転職や入社した人や、異動したばかりの人、自分が替えの効かないポジションだった場合など、職場の環境によってしばらくは控えようという人は実際のところかなりいると思う。実際、転職活動中、本来はダメなトピックには違いないが私が既婚で子供がいないことを知ると「子供は考えていますか?」「入社して1〜2年はね…(控えてほしい)」という会社もあった。(転職活動中唯一、某検索エンジンの会社の人事と将来的に子供は欲しいという話をした際、「子供は授かりものです、おめでたいことなので歓迎しますよ。実際転職してすぐ妊娠がわかり産休をとる社員もいます」とにこやかに言われとても印象が良かった。受かったとして職場が新幹線の距離だったのだが…)転職したばかり、異動したばかりで周りに迷惑をかけられない環境、それを許さない環境、これが変わるだけでも子供は絶対に増えると思う。。ただやっぱり自分の代わりになる人がいなかったり(支店や会社で唯一の経理とか、唯一の専門的なポジションの人など)すると、1年休んだとしてその1年だけ都合よく働いてくれるリソースが確保できるか、確保できたとして教育的なコスト等含めてそれが合理的か等を考えると会社が「はいどうぞ〜産休取って取って〜」とは簡単に言えないのも重々承知している訳で…この辺りなにかいい方法は無いのかなと思ったり。

 


かつてのように男性が稼ぎ、女性が家庭に入って子育てをするという時代は変わりつつあるとは思う。子育てをしている女性は、男性と同じキャリアまでは築けなかったとしても、周りから子育てについてある程度の理解が得られ、サポートしてくれる環境があればこそ子供を持とうと思えるんじゃないのかな。

 


みーたろうが1歳半を過ぎ、私も2人目がほしいな〜と考え始めたところだけど、やっぱり会社からはもう少し長いスパンで働き経験を積むことが求められていると感じるし(プレッシャー)、産前の経験が浅い分まだ勉強中の身でもあり、そして産後に部署を異動したということもあり、ようやく慣れてきた今、また授かりました〜!となったとしたらやっぱり周りにはあまりいい顔はされないだろうなあとは思ってしまい、悩ましい部分でもある。(なんとなく自分が権利ばかりを主張しているのではないかと感じてしまう)

 


でも妊娠はしたい時にできるもんでもないし、やっぱり色んな理由があれど、子供を授かりたいと思っているのであれば人のことは気にせず、子供を迎えるべきなんじゃないかなと思う。会社に骨を埋めるわけではないし、会社のために生きているわけではないので。。でもやっぱり人から悪く思われたくないとか、良く思われたいとか人間関係がとかを思うと踏み切れないという気持ちもめちゃくちゃ理解できる。でも子供はやっぱりかわいいし、転職してすぐで色々あったけど産んで良かったな〜しあわせだな〜って毎日思える。

 


結論何かというと、世の中がもっと、働くママと積極的に子育てするパパに優しくなればいいのにな。子育て世帯に対する継続的な経済支援、雇用者による子育て中社員へのサポート(フレックスやリモートワークの導入、育休、ワークライフバランス、社内保育園等)、子供を産み育てる人はとてもすごいので積極的にサポートしていこうねというメンタルの浸透(急にメンタルw でもこれ1番重要では)など…無理か〜〜〜もう選挙出るしかないのかなわたしが(?)

 


清き一票をどうかよろしくお願いします(?)

 

 

 

 


おしまい